12月4日から始まった人権週間の取り組みの一つとして,各クラスの図書の時間に,「ほかほか言葉・ちくちく言葉について考えよう!」をテーマに読み聞かせを行いました。
まず,『どんな きもち?』(ミース・ファン・ハウト作 西村書店)を読んで,「どんなときに心がほかほかするかな?ちくちくするかな?」と尋ねてみました。赤と青の札を持って,「ほかほか」は赤,「ちくちく」は青の札を挙げます。「るんるんは,ほかほかだ!」とすぐに挙げられるときも,「もやもやは,どんな気持ちかな。」と考えてしまうときもあり,いろんな気持ちについて考えるきっかけになりました。
その後,1・2年生は『ありがとうのきもち』(柴田愛子文 長野ヒデ子絵 ポプラ社)を読みました。主人公の女の子が友だちに「ありがとうカード」を送るというお話です。「あばれんぼう」と「げんきいっぱい」,どちらの言葉をもらったらうれしいでしょうか?はざかわっ子に尋ねると,「もちろんげんきいっぱい!」と返ってきました。自分の気持ちをどうしたら相手にちゃんと伝えられるか,考えさせられる一冊でした。
3年生には,『ええところ』『へなちょこ』(くすのきしげのり作 ふるしょうようこ絵 学研教育出版)の2冊を読みました。『ええところ』は「自分のいいところってなんだろう?」と悩んでいる女の子,『へなちょこ』は なわとびができないのに,「できる」とウソをついてしまった女の子が主人公です。二人は仲良しで,どちらのお話も友だちの「ほかほか言葉」に元気をもらうお話になっています。読んだ後に、出てきた「ほかほか言葉」「ちくちく言葉」を出してもらいながら,「ほかほか言葉」について考えました。
人権週間が終わっても,たくさんの「ほかほか言葉」が自分の言葉として使えるようになるといいですね。