岡山に日本語の勉強に来ている留学生の方々が迫川分校にいらっしゃいました。今回おいでになったのは,ロシアと香港の方々です。
迫川分校で外国の方とお話ができるのは,ALTの先生が来てくれたとき以来なので,はざかわっ子たちは,どんな方がおいでになるのか,うきうきワクワク楽しみにして待っていました。
分校に到着したら,まずは,給食でおもてなし。それぞれのグループに加わっていただき,会食を楽しみました。ゴーヤに苦戦をした留学生の方もいらしたようですが,1年生と励まし合って完食されていました。「食」も大事な日本文化です。苦手な食材にも挑戦される姿に,勇気づけられたはざかわっ子もいたようです。
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スーパー昼休みには,はざかわっ子「なかよしチーム」が,留学生の方と一緒にするゲームを進めてくれました。みんなですぐに楽しめるように,おなじみのジャンケン列車です。ピアノの合図でゲームを進めます。かけ声は違えどジャンケンは同じ。ルールは,すぐに通じたようです。はざかわっ子の背の高さに合わせて,目線を合わせてくださるさりげない心遣いも嬉しかったね。思いやりは,万国共通ですね。
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続いて,3年生が中心となって交流会を開きました。
4人の方に自己紹介をしていただきました。みなさん,はざかわっ子たちにわかるように日本語で,話してくださいました。驚くことには日本語を勉強されて,まだ1年にも満たないそうです。
自ら,知りたい!話したい!そんな気持ちが学びのスピードを加速させるのでしょうか。母国語と英語,そして日本語の3カ国語を話せるって素敵ですね。
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1,2年生にも相手の国々のことを少しでも知ってもらえればと考えた3年生は,図書の先生に他の図書館から資料を取り寄せてもらってロシアと香港について調べました。みんなに知ってもらうといいことをクイズ形式にまとめました。準備のかいあり,1,2年生にも留学生の方々にも喜んでもらえました。ところどころで,留学生の方から補足の説明もいただき勉強になりました。ロシアの民芸品マトリョーシカの紹介では,手作りのイラストを用意してあり,よく分かりました。さらに小さい人形のイラストも用意していたのは,よく工夫されていましたね。本物のマトリョーシカをロシアのマリアさんからも見せてもらって,手作りのイラストを使った説明通りだと感心しましたよ。
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おもてなしの一つとして,はざかわっ子の頑張っている姿を見せることにしました。1・2年生は,運動会で身につけたダンス「ビューティフルネーム」を披露しました。久しぶりでしたが,プールの準備運動でも踊っているので,バッチリでした。
3年生は,「南中ソーラン!」。あのとき使った法被も用意し,力強く踊りました。留学生の方々が大いに喜んでくれて,はざかわっ子も大満足でした。
1時間という短い時間でしたが,はざかわっ子のおもてなしの心が通じた有意義な交流をすることができました。
香港は約2400km,モスクワに至っては,約7300kmも離れた遠方からおいでになった留学生の方々。はざかわっ子の「どうして日本に来たの?」の問いに,「世界のことをもっともっと知りたいからだよ。」と答えてくれた留学生。知りたいという気持ちが,日本語を学びたい,実際に見たい,訪ねたいという欲求,そして行動につながっていくのです。私たちも『知りたい』という気持ちを大切にしていきたいですね。