「脚下照顧」とは,他の人のことを言う前に,まずは,自分の足もとをよく見なさい(自分自身をしっかり反省しなさい)という意味で,永平寺の開祖である道元禅師の教えです。
この教えを,当時,長野県の曹洞宗円福寺の住職であった藤本幸邦さん(1910-2009)が,だれにでも分かりやすく伝わるように,次のような詩にしました。
ぬぐときに そろえておくと / はくときに 心がみだれない
だれかがみだしておいたら / だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと / 世界中の人の心もそろうでしょう
藤本和尚は,自らを律し,他者への思いやりの心を忘れないために,はきものをそろえるといった身近な取組を大切にし,どんなときでも心に留めて実践していこうと説いています。そして,これこそが,本校が大切にしている「はきものそろえ」の原点となった詩です。
7月は1学期のまとめの時期。今日の児童朝会では,校長先生から,これまでの自分の行動をしっかりと反省してよい締めくくりをするとともに,誰かのために進んで何かをするという,思いやりの心を忘れずに行動していきましょうとお話がありました。
一斉下校の際に,今一度,児童朝会の話を振り返ってみました。「きゃっかしょうこ!」とちゃんと言えた はざかわっ子もいましたね。難しい言葉に聞こえますが,灘崎で取り組む行動に通じる教えなので,記憶に残り,自分を振り返る言葉として使えそうですね。
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