10月27日~11月9日は読書週間です。この期間のお話広場の担当は,教頭先生でした。選んだ本は『しげちゃん』(室井滋/作 長谷川義史/絵 金の星社)です。
今回の本は,大型絵本ではないので,みんなにも絵がよく見えるように,タブレットを活用して大型テレビに絵を映しながら,お話を始めました。見せたい箇所を簡単に大きく映せて,お話をうまく伝えられました。
この絵本は,女優でエッセイストの室井滋さん(本名)が,嫌いだった自分の名前について,子ども時代のエピソードを描いた絵本です。「しげる」という名前,確かに幼い子どもにしてみれば,複雑な気持ちになるかもしれませんね。
お話は,・・・ 。ぜひ,読んでみてください。
(現在は迫川分校で借りられます。市立図書館の蔵書ですので,灘崎図書館で予約をすることもできますよ。)
読み終えた後,はざかわっ子にも,自分の名前について好きかどうか尋ねてみました。好きだと静かに頷く子,ううーん・・・と首を傾げている子といろいろでした。誰でも約10か月もの間,お母さんのお腹の中で大切に大切にされて生まれてきたのです。そして,大切にしてきた小さな命に様々な思いや願いをかけて名前をつけるのです。間違いなく素敵な名前なのです。まだ,自分の名前にかけられた願いや思いなど,由来を聞かせてもらってはいない子も多いようでしたが,子ども達の成長に合わせて,いつかぜひ聞かせてあげてほしいと思います。きっと,もっと名前を大切に,そして,もっと自分自身を大切にできるようになるのではないでしょうか。
一冊の絵本から,名前について,ほんの少し振り返ってみました。秋は様々な実りの秋。秋の夜長を読書や読書をきっかけとした家族団らんの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
※ 迫川分校では,月に一回,業前の朝学習の時間に,「おはなし広場」という時間を設定し,はざかわっ子たちへの読み聞かせを職員や読書ボランティアさん,図書チーム(はざかわっ子)等が行っています。
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