2020年7月21日火曜日

お話広場

 「みなさん、今月のお話広場で本を読んでくださるのは、・・・?」と学校司書の先生が校内放送で話されると、子どもたちは、テレビを見ながら、わくわくした表情で待っています。
「さあ、どんな本を読んでくださるでしょうか。楽しみですね。聞いてください。」

 

 先日、図書館の前を通ると、写真が掲示されていました。これは、難波先生が撮影されたセミの羽化の写真です。次の日には、セミの抜け殻も置いてありました。

 難波先生が今日読んでくださる本は、『うまれたよ!セミ』(新開 孝・写真 小杉みのり・文 岩崎書店)です。日本には、30種類以上のセミがいるそうです。この本では、アブラゼミの成長がよく分かります。

 

 教室に行ってみると、セミが卵を木の中に産み付けてから、約7年もかかって成虫になることに子どもたちは驚いていました。また、約6年間も地面の中で過ごし、木の根のしるを吸って大きくなることにもびっくり!
 2年生は、幼虫の大きさを「1円玉は、このくらいかな?」「500円玉は、このくらいの大きさだよ。」と指で確認しながら聞いている姿が見られました。みんな興味津々です。最後に、難波先生から羽化したばかりのクマゼミの写真を見せていただきました。


 休み時間になると、図書館の前では、美しいクマゼミの写真や抜け殻をじっくり見ながら話している子どもたちや、難波先生に「ありがとうございました。」と伝える子どもたちがいました。

 今日の「お話広場」も、はざかわっ子の読書の世界を広げてくれる時間になりました。